Bricoの放浪記

ガンを乗り越えて、ゆる〜〜く旅する生き方を選んだ 旅と免疫力アップの日々のブログ

シュヴァルの理想宮

 

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パリから 南に500キロ以上離れた 田舎町 オートリーヴの郵便配達夫 シュヴァルが ある日郵便配達の、途中でつまずいた石を手にとってその奇妙な形に魅せられた事から始まった、

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その日からシュヴァルは石を集め始め、集まった石を眺めながら 自分の夢想の建造物を作り始める。

1879年から1912年まで33年間をかけて気の遠くなるような作業の積み重ねで造られたのがシュヴァルの理想宮です

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パリ、ガレドリヨンからTGVでリヨンまで行き、リヨンから在来線で最寄り駅まで乗り継ぎさらにバスでオートリーヴと言う田舎町まで40分くらいかかる、そのバスは午前中と夕方しかなくしかも通勤時間滞は住人専用で観光客お断りという シュヴァルの建造物を観光目玉にしている割になんとも訪れる人にお’も’て’な’し’ 精神皆無の町です。

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私は5、6年前に ”フランスの庭 綺想のパラダイス” と言う本を読んでからその中に紹介されている 超非凡な人々の作品を見たいと思っていて

仕事でフランスを訪れるのにかこつけてその都度 滞在をちょっとだけ伸ばして 少しづつ観てまわりました、シュヴァルの理想宮は2014年の3月に一泊2日の旅で訪れました。

 

画像を観てわかる通り 細かい細工の折り重なるような密度の濃い圧倒的怪奇な創造物で 外側だけでなく内部にも迷路の様に通路や階段があり

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時間をかけてひと回りしてももう一度見たくなり

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また観てみるとまた違った見え方をする、そんな造形です、

 

見ているうちに 閉館時間になってしまい、翌日も訪れましたが

また違う発見があり わざわざ 遠路はるばる来た甲斐があったと思える場所でした。

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