情けは 人の為ならず
小さい時は、
『 情けは人の為ならず 』っていう ことわざは
簡単に人の為と思って手助けすると その人が努力して困難や問題を解決していく機会を奪うことになり、その人の為にならない という意味だと思っていた。
大人になって
諺辞典で
人の為に良い事をしてあげると まわり まわって 自分に良い事が帰ってくる
という意味が書いてあり ビックリ‼️
そんな偏狭な意味だったのか!と 、そんな了見 セコイ!と思った
今日、駅に向かう途中で 信号待ちをしているところに目の不自由な方が通りかかった
信号のところの点字ブロックの上には待っている人たちが立っていて 白杖の人はそこを通れず少し行き過ぎて歩道橋の土台やガードレールがある所で行く手を阻まれ右往左往していた、
信号待ちの人々はそれに気がついている人もいたけれど皆信号が変わると歩き始めた、
私も信号が青になったと同時に歩き始めたが 気になって振り向き やっぱり放っておけないと思って引き返した
白杖の人に ”どちらに行かれたいのですか” と声をかけたら ”区役所の近く” と答えた、
区役所は駅の向こう側だし 駅へ向かう道も変則的だし 駅の中を抜けるのは 目が不自由な方にとって難しい事だと思った、
”よろしければ私がご一緒します ”といったら頷いて ”お願いします” と言われたので
手をとって 私の肩にのせて ゆっくり歩き始めた、
駅横のガードをくぐって 駅の反対側にお連れして
行き方の確認をして そこで別れて駅に戻った 。
白杖の方の”ありがとうございました”の声が 心地良かった。
そうだっ!
情けは人のためじゃ無い !
自分が生きていて人の為に何か出来るということが幸せなんだ 、
他者のお役にたてると言う事はそれだけでいい、
誰かの役にたつということは それだけで 自分の幸せだ !
そう 思えることが 幸せなんだ。
と ささやかな 幸せを感じた今日でした。