人生初の海!
昨日、モンゴルからの留学生 ムギと話しているところに2,3人の同級生が一緒にベカナアイランドへ行こうと誘いに来た、「なぜ 私には聞かないの?」と割り込んだ私も混ぜて海に行くことになったが、 集合場所に目当ての18歳の女の子が来ておらず ムギとおばさんしか 女性軍がいないことに不満そうだった男子2名が バス停までの道のりで何か理由をつけて脱落し、誘った男の子と途中からバスに乗り参加するしかなくなった男の子と4人でベカナアイランドに行った。
昨シーズン私はムギと同じクラスだったが ムギはモンゴルからただ一人この学校へ留学して多分実家はモンゴルでは裕福な家なのだろうけど ものすごくまじめで 一生懸命勉強するから文法などはよくできているけれどスピーキングに問題があり聞き取りがむつかしいのでクラスメートから敬遠されて いつも朝一番最初に登校して一番前の席についていると その隣の席を開けた形でクラスメートが席に着く、私は目が見えにくいので前の席の方がいいから ムギの隣によく座り、彼女にも率先して話しかけていた。
そのムギが モンゴルが恋しいと私によく話していたが 当初の留学期間を短縮して来週帰国することになり、この土日がフィジー最後の休日になる、彼女はいままでも休日に誰かと出かけたなどということがないらしく 私は内心 誘ってくれた男の子に感謝していた、
バスの中で彼女と話したら なんと彼女は今まで一度も海に出かけたことがなく人生初めての海経験だそうだ、もちろんモンゴルには海はないけどそれにしてもこの海が大きな観光資源のフィジーで3か月間一度も海に行かなかったなんて!
ベカナアイランドはいわゆるリゾートアイランドではなく地元民の海水浴場で観光客向けのリゾートアイランドに比べれば いまいちではあるけれどフィジー本島から近く安く行ける憩いの島だ
私たちは砂浜で休憩したり 島を散策して マングローブのある河口で生き物を探したり貝殻を拾ったり、最後は潮が満ちて来て 熱くなった砂浜で暖められた海水で半身浴をするように海に浸かって語り合い ムギ大満足の海経験になった。
ムギは 熱心に貝殻を集め シャコガイの貝殻をモンゴルに持って帰って これはピアスの入れ物にするだの これはブレスレットをいれるだの楽しそうに話していたが 下の妹から電話がかかりそのことを妹に話たのだろう そのあと帰る前に父親から電話が入り 貝殻を持って帰ることを禁じられたそうで 惜しそうに浜辺に戻していた
モンゴルの習慣で他所の土地のものを只で持ち帰るというのはいけないことらしい、
厳格なお父さんとそれに従順な娘のあり方 日本人にはもうありえない姿なのだろう。
それ以外にもいろいろモンゴルについて知ることができた 楽しい一日だった。