Bricoの放浪記

ガンを乗り越えて、ゆる〜〜く旅する生き方を選んだ 旅と免疫力アップの日々のブログ

ソフィアで考えたこと

昨日はソフィアの街をてくてく歩いて回った、

現金の持ち合わせが少なく、クレジットカードがあまり使えないということもあり最悪の事態に陥らない為でもあるし歩いて回るのは もともと好きだから、なので主要な通りだけでなく 裏通りや気になった所を のぞいてみたり。あちこち歩いて ATMでは 現金おろせなかったけど 夕方 別の両替所で 50ポンドを 両替出来て 一安心。

ソフィアの街は 一言で感想を言えば

「朽ちていく街」

 

今日は 国立歴史博物館とでもいうのだろうか?行ってみた。

ホテルのレセプションで聞いたらバスやトロリーバスの番号を教えてくれたけど、見つけるのが面倒くさいのでタクシーを拾って 行く先を告げると 念をおされ そうだと答えたら 嬉しそうな目をして発車、喜んだはずた 結構 遠くて そうとうな スピードで走り続け、大きなミュージアムに

着いた。

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背景には森と山があり 堂々としたミュージアムだ

事前に調べていた解説では、歴史の順に展示していると書いてあったが、見学順序の表示がなく広い階段を上がると三方向に階段が別れていて、結局 順番無視で 展示物を見た。

見学して この国のキリスト教ギリシャロシア正教会と同じく 西欧カトリックとは別の発展を遂げているということが よく分かった (それは前日 見たソフィアの 教会の 独自な様式でも 感じたことではあるが、)

そして 強く感じたことは ブルガリアが いかに 豊かな 文化と 歴史を 持っていた国だったか!

ブルガリア人は今でも誇り高く いるは 思うけれど、、、

(私の勝手な感想ではあるが)

第二次大戦後 ブルガリア社会主義国家となり それまでの歴史によって培われていた人間関係や経済サイクルが否定されて 悪平等のもと 経済が 疲弊し 文化が 置き去りにされている 気がする。

ソフィアの街だって 70年前は 素晴らしく 美しい街だった はずだ

世界で今、目先の豊かさを追い求め、狭い視野の政策をとろうとする 愚かな指導者が台頭していて 

今後の世界は どう変わっていくのだろう?

歴史博物館に飾ってあった 1946年の ブルガリア社会主義人民国家 発足の 調印式の 写真の人々は これから迎えると 彼等の信じる 明るい未来を思って 皆 しあわせな笑顔で 前を向いている。

 

平穏ではない国に 外交に行って 兵器を 大量に売って 自国の雇用を増やした と言う 前代未聞の 指導者が 長年の 世界の積み重ねの 地球温暖化対策を いっきに ふいにしてしまうことに 国民は 喝采する程 愚かなのだろうか?

2045年には どんな地球になっているんだろう?