オーベル シュル オワーズ
2016年6月16日にアムステルダムのゴッホ美術館に行ったのに続いて
7月8日
パリから郊外列車を乗り継いで オーベル シュル オワーズに出掛けました
ゴッホの終焉の土地、
ゴッホが下宿したレストラン(ラヴー亭)の三階(屋根裏部屋)の ゴッホの滞在した部屋の隣の部屋でこの地での当時の写真を構成して作られたビデオと 案内の係員の説明で改めて知った事ですが、ゴッホがここで暮らしたのは70日ほどで その間に80枚以上の作品を残したと言うことで
オーベル シュル オワーズの教会の絵は僅か2時間で描き上げたそうです。
ゴッホの部屋とビデオを見た後一階のレストランをのぞいて、
そこから歩いてガジェ医師(ゴッホの最晩年の理解者、精神科医)の家まで結構な距離を歩き、
そこから引き返し村を通り過ぎまさかの林の中を抜け 麦畑に出たらはるかかなたまで一面の麦畑でくらくらするほど遠かったけれど延々歩いて、途中麦畑の中の十字路みたいな農道が交差している場所があり多分そのあたりでゴッホが自殺した場所なのだと思いましたが、誰もいないのならそれなりなのですが麦畑の中に一人ひとがいて(農作業をしていたとは思いましたが)もし変な人だったらここで叫ぼうが何しようが誰にも届かないと思ってちょっと警戒してしまい、速足でとおりすぎてしまいました.
墓地にたどり着きゴッホとテオのお墓の前にたたずむと色々な事が頭をよぎりましたゴッホの人生、一生認められず、精神を病んでとうとうこの地で果ててしまった
私の最も好きな画家。
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そのあとオーベル教会に着いた時にはもう閉館時間だといわれ、まだ閉館には少し時間があったのでだめだという係員にしつこく頼んで教会の中に入れてもらいましたが 教会の中は次の日のコンサートに備えて準備中でまったくざわざわとしていて感慨にふけるなんてこともできず早々に引きあげました。
他人が撮った写真を見てもあんまり感じませんが自分で撮った ゴッホのお墓の画像を見ると今でもその時の空気感や気分を思い返します。