今年の夏 出会ったお婆さんの部屋のかわいかったこと!
夏にパリにちょっと長く滞在したとき 借りていたアパートの部屋の真向かいに一人暮らしのお婆さんがいて(お婆さんと呼ぶのは 申し訳ないご婦人です)
時々 出会うと挨拶をして、そのたびにこちらの理解度など無視して普通のスピードのフランス語で色々話しかけてくる気さくで ものすごくおしゃれなお婆さんでした。
日本に帰る日 サヨナラの挨拶をするため チャイムを鳴らして 玄関の中に入ったら ものすごくチャーミングな 水色の壁紙とかわいいシャンデリアのある玄関ホールで 「すごく素敵!」と私が褒めたら リビングやキッチン さらにベッドルームも見せてくれて、旦那様と20年間一緒にここで暮らして 彼が亡くなった後 内装を変えずに30年間一人で暮らしていると話してくれた。
リビングはゴールドっぽいベージュの壁紙と シックな家具にアクセントカラーとして赤が使われていて アラブっぽい調度品などもうまくあしらわれ個性的だけれど落ち着いた雰囲気です。
キッチンは赤と白を使ってかわいくノスタルジックにまとまっていてまるで少女雑誌のインテリアページのよう
ベッドルームは 黄色がベースで温かく心地よくまとまっている。
その日の彼女はデニムを着ていたけれど道で会った時など 胸の開いた軽快なワンピースドレスにサングラスと黒の大きなバングルをして 颯爽と歩いていたり、
70過ぎてもこんなふうでいたいなとちょっぴり憧れる老婦人でした。