Bricoの放浪記

ガンを乗り越えて、ゆる〜〜く旅する生き方を選んだ 旅と免疫力アップの日々のブログ

ガーデン オブ スリーピング ジャイアント

ナンディの北にスリーピング ジャイアントと呼ばれる山があり、ちょうど巨大な人間が寝ているように見える。

この山のふもとに世界中からランを集めて造った一大庭園があり、常時色とりどりのランの花が咲き乱れていてとても美しい。・・・・・園内は意外に広く小川や滝などもあり、ちょっとしたピクニック気分を味わえる と地球の歩き方に書いてあった。

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フィジーに到着してから毎朝ぴかぴかの青空だったのに、昨日夕方買い物の帰りに今日は雲がおおいな と 思ったら 今朝はどんより雲が垂れ込め 午前中雨が降った。

西の(コーラルコースト)シンガトカという町まで出かけるつもりだったが お天気が良くないと海はつまらないので やめることにして 

昼頃 雨が止んでから スリーピングジャイアントのラン園に出かけることにした。ラウトカ行のバスに乗り クイーンズロード WIOKOジャンクション駅で降りてから徒歩20分と書いてあった、

私たちは ウィオコジャンクションでバスを降り しつこく客引きをするタクシー運転手のいう「ここからは 歩いては遠すぎる!5ドルでどうだ!」という声に耳をかさず 

お金がないから歩く!!といって

かたくなに歩きはじめ 親切なおじいさんがあっちに行くのなら私がうちまでタクシーで帰るからそこまで一緒に乗って そこから歩きなさいと 途中までタクシーで行き そこから元気に歩き出した、

もう それはど田舎で のんびりする~ 

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巨人が寝ている風情の山のふもと近くまで歩いて そろそろラン園かな~もうだいぶ歩いたけどまだかな~などと話しているところに

前から作業が終わって帰るところという感じのおじさんが通りかかったので「スリーピングジャイアントのラン園はどこですか」と尋ねたら「ここからは 無理だからタクシーでクイーンズロードまで帰ってそこからバスに乗っていきなさい」と不可解なことを答えた いぶかしがる私たちに「確かにスリーピングジャイアントはあの山だけどラン園はあっちの小さい山が三つあるところでしかもここからまっすぐは川があって歩いていけない」という

「えっ橋ないんですか?」「その通り。」

なおタクシーを拒む私たちに

「おいで 川を渡れるところまで連れて行ってあげるから そこで川を渡って近道を行けば行けるから 」と言ってずんずん歩き進み ずいぶん歩いてから 農家の軒先を抜けて ぬかるんだ細い山道を川岸まで降りて行って、「ほらここからわたれる」と指さした光景は・・・子供たちが泥水の中で 服を着たまま泳いでいる、どうやって渡るというのだろう???

「ムリムリ、ぜ~ったいにムリ!

できません!」

「う~ん なら タクシーで5ドルでバス停まで戻りなさい、タクシーを頼んであげるから」と また さっきの道まで帰り歩き始めて 黙々と歩いている、

しばらくして ローカルな食料品屋と子供や近所の人のたまり場になっているスペースのあるお店に入って行ってそこでなにやらフィジー語で話し始めた

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なんだか 私には カモを連れてきたからぼってやれと相談をしているように見えた

結果 バス停まで10ドルだと言ってきた、いらない!だったら歩くといってちょっと歩いてみたけれど 追っかけてこないから戻って、だったらラン園まで7ドルでいってほしいといってみたら すったもんだで8ドルだということで 小さな車に乗り込み 目的地で7ドルしか払わずに白タクを降りてやっとラン園にたどり着いた。

 

地球の歩き方に書いてある一大庭園は入り口からしばらくの通路にありふれた手入れの行き届かないランの鉢が並べてあり そこを過ぎると木道がある遊歩道になっている、その遊歩道の方が熱帯の林の感じが 心地よく 小さな睡蓮の池をすぎると ジャングルっぽくなってきてちょとしたトレッキングロードだ、

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でも山登りに来たわけでもないし半ばで引き返すことにした。

入り口に戻ると トロピカルジュースをだしてくれてテラス席の椅子で飲んだそのジュースは 暑い中歩き続けた私には最高に美味しかった。

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ランの花は 日本で見ることができるものの方が種類も豊富で豪華なものが見れることは間違いない、 例えば井の頭植物園でもここのランより数十倍 品ぞろえの質が高いと思うし、植物園でなくても神奈川の”種のサカタ”のラン売り場だって見事な品ぞろえだ、東京ドームの世界欄博なんか比べる余地もない。

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行き方は 完全に地球の歩き方の間違いで WIOKOジャンクションでさらにバスを乗り継いでいかなければならない。

帰りはラン園の下を通る一時間に一本の窓なしローカルバスに揺られて1.9ドルで帰ることができた。

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私は長い滞在のなかの一日なので熱帯の林の中で休むことができたのも まあ いい経験と思うことができるが、 せっかくフィジーに来て短い滞在のなかで もしランの花が好きだからということでこの植物園にわざわざ 足を運ぶ人がいるのなら 気の毒だと思う。

 

毎回 おわりがはっきりしないというお声をいただきました

ここまで読んでくださってありがとうございます。これで終わりです。