Bricoの放浪記

ガンを乗り越えて、ゆる〜〜く旅する生き方を選んだ 旅と免疫力アップの日々のブログ

ピサヌロークからロブリーへ

当初、列車で移動するつもりだったのだけれど、駅に時刻表を確認に行った時 駅舎をみたらホームに渡る高架通路が馬鹿みたいに高い所にあって 急な階段を上り降りしなくちゃならないなようになっていた。

え、えっ〜

どうしよう?荷物を抱えてあれを登り降りするのは嫌だなぁ、、、

と考えて またバスで移動することにした、

ま、あまりメジャーではない街から街なので両方に止まるバスは少なく というより日中一本だけだった。

でバスターミナルに行くにもすったもんだがあり、やっと乗り込んで四時間、乗務員みたいなひとがロブリーですと伝えに来た、降りる準備をしてたら程なくバスは止まり、バスターミナルでもなんでもない幹線道路の路肩に降ろされた!

見回しても街はずれの道路で車がバンバン走っているだけの場所、タ、タクシーどうやって拾うの?この国ではあんまり流しのタクシーはいなくてだいたい客が拾えそうな場所にたむろしている、うわぁどうすればいいの?

とにかく一緒に降りたのは1人しかいないので その人がいなくなつたら何の頼りもなくなる!

逃してなるものか!という意気込みで タクシーはどうすれば拾えますか?と話しかけ、困っているオーラ全開で話し続け、

その人はあまり英語が得意でない様子で でもいい人なのだろう道路の反対側にタクシーのたむろ場所みたいな日除けテントがある所に連れて行ってくれたものの、タクシーはいなくて ちょっと浮浪者フレーバーのあるおじさんがベンチに横になっているだけだった。

歯なしの浮浪者フレーバーのおじさんに タクシーはいないのか? など 話しかけ 人のいい男性はなんとかこの事態を解決しないと 自分も動けないと思ったようで  宿に電話をかけてくれて場所の確認などしてくれつつ タクシーが通らないか気にして道路を見ていたが 街はずれの片側4車線の道に空車のタクシーが通る望みは 限りなく0に 近い。

そのうち 歯なしのおじさんが 60バーツで連れていってやる とニヤニヤしながら言いだした

イヤそれは勘弁してほしい、

おじさんは いそいそスクーターの座席の下からヘルメットを出したりしている

私は人のいい男性に ひっしでトランクがあるからムリだとか 訴えたが 彼も解決方法が みつかって やれやれと思っている感じで

大丈夫 大丈夫 と私にヘルメットをかぶせ スクーターに乗ってみろと言い

ムリムリと言う私の膝の上にトランクを乗せた。

前にもスクーターで 送ってもらった事はあるけどその時は 善意の青年だったし マズければ降りたらいいだけの話だつたが このたびは どう行けばいいのかも だいいち 他に聞く人もいない。

しかし 男性もこれ以上付き合わない雰囲気もかもしだしつつ とにかく歯なしのおじさんに連れて行ってもらえと言う。

で 仕方ない 覚悟を決めて 男性にありがとうを言い 、 スクーターは走り出した。

車がバンバン走る道をリュックをかついだ私と 歯なしのおじさんの間にトランクを挟んだノロノロスクーターは走り続け バランスを崩して倒れない事を祈りながら 私はただおじさんのティーシャツの脇を掴んでいた

宿までは 結構な距離があり、たどり着いてスクーターを降りた時はへにゃへにゃ 何処かに座りこみたくなる程疲れていた

宿にチェックインしてオーナーから近所の地図をもらい説明を受けたら、

宿は 鉄道の駅から歩いて3分のところにあった。

そんな事も まぁ 後になれば おかしな思い出になるのか?

 

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ロブリーは

猿の町です。

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