ホーチミンミュージアムで思ったこと
フレンチコロニアルそのものという感じの古い建物が3棟並んでいて 共通入場券がわりのシールを胸に貼ってもらって入館、
あまり期待はしてなかったものの なんと言えばいいの?思いどおりの充実の無さ
とりあえず美術館にするために かき集めた感じの脈絡ない収集で、しかも スケッチ程度の物が多数、伝統工芸の下絵みたいな物もあれば、陰鬱な油彩もあったり ベトナム戦争のプロパガンダポスターの絵があつたり、 戦争の記録画があったり、古い漆絵があったり、とにかくクオリティ関係なく壁をうめたと言ったら言い過ぎ?かしら?
三つの建物のうち最初の建物は一応見て回ったけれど 二番目は覗いて見たら 絵画教室の作品展みたいな 花の絵や風景画で
早々に引き上げてしまった。
なんなんだろう
日本でも 地方の美術館などでコンセプトがわからない展示があったりする事もあるし、
美術館を 建てるという目的ありきで 超立派な有名建築家の美術館に展示品が四点しかない 箱物行政の美術館なんかも おかしいと思うし、
美術館があれば 文化的な都市ということにはならないし、
美術館通いがハイソな生活でもない。
? ? ?
なんだか悶々とした気分。
仕方ないので 近くにベンタン市場という大きな市場があったので そこを見に行って見た。
広い市場の中には区画別に 生地が山積みになっているお店が並んでいるところや、雑貨のお店が並んでいるところ、食料品のお店、洋服、とにかくびっちりお店がつまっていて活気がある。
5人も座れば満員になるような小さな食べ物屋さんがひしめいているところで 遅いお昼ご飯を食べていたら、大きな市場のトタン屋根にバタバタバタバタと雨の激しい音がしてきた、
ラッキー!あのまま帰っていたら ずぶ濡れだった!
これこれ こういうのが 東南アジアの雨でしょ。
雨はこれでもかっ!というくらい激しく降り あちこちで雨漏りがして来た、
で20分もしたら すっかり止んだ。
帰り道は埃っぽさが一掃されて、徳した気分で帰った。
単純なのかな?