世界遺産について 首をかしげる事
以前、家族でヨーロッパの古城を巡るツアーに参加した時
重厚 壮大な城を見上げながら 兄とツアーバスで乗り合わせた日本人が
「やっぱ 世界遺産と言うからには こういうのが 世界遺産に登録されるのが正しいでしょう、最近日本では 何でもごりおしで 世界遺産に登録してしまうけど 〇〇だの ✖︎✖︎だの 恥ずかしい。」
と 意気投合していたけれど
日本以外でも 世界遺産と書かれていれば 足を運んでみようと思うし、
実際に観てみて?えーー これが? と思う物もある。
タンロン遺跡が2010年ユネスコの世界遺産に登録された と書いてあったので わざわざ訪れた。
しかし、広い敷地の城壁に囲まれた 敷地内には 多分フランスの統治下であった時代に建設されたと思うヨーロッパ的な捨て置かれた建物があり 城壁の正面と 反対側の門、宮廷があったとされる階段にある龍の手すり、それくらいしか見るものが無い。
そして また 一箇所では 登録されるに足りず 複合体で登録される世界遺産も どんなものだか?
ベルギーで複合体遺産の修道女の施設を見た事があるけれど わざわざ訪れて見るほどのものかと思ったし
離れ離れの施設を全部訪れてやろうとは思えない。
ベトナム チャンアンの世界遺産も ホアルー遺跡などの複合体遺産で 私は離れ離れそれらの世界遺産をタクシーチャーターして見に行ったけど えっ?こんなのこの国には掃いて捨てる程あるでしょ〜
と ガッカリな建物で
ユネスコ しっかりしてよーー と叫びたい
かつて 日曜日の夕方 SONYがスポンサーで やってた世界遺産の番組に出ていたのは いつか この風景をこの目で見てみたいと ゾクゾクする様な番組だったけど
その当時でも 見てガッカリな世界遺産はあったのだろうか? それとも 年々ハードルが下がっているのか?
旅行ライターも グルメライターも 何でももち上げるだけのルポは止めて 思ったこと 感じた事を伝えて欲しい。
と 願いつつ、
それでも
見ないとわからない事
やっぱ 実物は テレビの画面では伝わらない 迫力がある事も
多々ある事実です。