Bricoの放浪記

ガンを乗り越えて、ゆる〜〜く旅する生き方を選んだ 旅と免疫力アップの日々のブログ

早く起きた朝に 塞いでおいた心の隅の蓋が開いてしまった

日曜日、目が覚めてからTVをつけ、そのままキッチンでコーヒーをいれたりしていた

TVでは 『早く起きた朝は、、、』という番組がかかっていた

違う個性の女性三人が視聴者からの葉書を紹介したり自分の考えたことなどたわいのない話題で日曜の朝のボーっとした頭にちょうど良い微笑ましくゆったりとした番組で 結構な長寿番組だと思う、

前半から中盤いつも通りの笑いありのエピソード紹介などがあり番組の終わり近くに中央にいたキリコさんと言うタレントさんが「お知らせしたいことがあります」と話題を切り替え 今度離婚することになりました!と報告し始めた、隣に座っていたタレントさんは みるみる涙をためて話を聞いていて そのあと号泣しはじめ、もう一人も涙目で真剣に聞いている、

番組の設定上 の 仲良し三人組という事か と思っていたけど 長く一緒に番組をやっていて 本当の仲良しになっているのね と思ったりした。

キリコさんは泣いている共演者に大丈夫だからと言って逆に気遣いを見せ 番組を暗くしまいという思いが強いのだろうひきつりながらも笑顔で事の顛末を説明した、

話を要約すると55歳のキリコさんに24歳年下の旦那が 自分の子供が欲しいから と離婚を切り出したという話。

こういう 人の心を傷つけて平気なバカオトコ(他にも)やっぱりいるんだ と凍った。 

そこから

もう、封印していた嫌な記憶や感情が ボコッ、ボコッと順不同でよみがえってきた。

それらを、時系列に並べると、(捕捉を入れて)

私は20代の終わりくらいに結婚した、

5年後、起業して恵比寿で 雑貨店を始めた、最初は仕入れ商品を並べるしかなかったけれど 国内で調達していては差別化出来ないので直接輸入を始め、先々はオリジナル商品を作っていくという 目標の為 地方の雑貨店への卸商品供給を広げた

当然 最初から仕事が上手く回る訳はなく、忙しくそれでも仕事が好きなので よく働いていたと思う。

そんな日々、夫と 徐々に心は離れ、時折 冷たい言葉、言葉。

10年くらい過ぎた頃には 彼は浮気を始めた。

不愉快ではあったが 騒ぎ立てる気にもなれず 気がつかないふりを続けた、

どうせ小娘相手に舞い上がっても長続きしないさ と思っていた、確かに数カ月後には破局は ミエミエ 出掛けることがめっきり減って ザマァ見ろ! と思ったものの

暫くすれば また別の! !! そんな事の繰り返しをしているうち 私が病気になってしまった。

子宮内膜症子宮筋腫併発していて炎症がひどく腫れ上がっていたらしい。全摘出することになったけれど 炎症で子宮が肥大していて そのままだとお腹を大きく切開しなくてはならないので注射で小さくしてからの摘出手術をすると決まった。

早い話が 男性ホルモンを注射して強引に閉経状態をつくり 子宮を萎縮させるということで

この治療が結構辛かった、

ホルモン注射は薬液が多くて注射も注射針も大きくてすこぶる痛かった、が、それより薬が効き始めると 強い倦怠感、焦燥感、鬱、苛立ち、が交互に襲ってくる、

普通女性が閉経期に徐々に女性ホルモンが減っていき 更年期障害が起きる事を、何年もかけて減っていくホルモンバランスを 一気に崩すのだから 強烈な不調がやってくる、その治療を半年続けた後に入院、子宮と卵巣全摘出手術をした。

入院は心身ともに参った、これを描き始めると長くなるので渇愛するが、産婦人科と ひとくくりにしてある病棟は残酷な所だ!

そして、退院して見た目落ち着いた頃に

若かった時には子供は欲しくないと言っていた夫から別れを切り出され

『やっぱり子供がほしいんだよね!』

といわれ 20年の結婚生活を終わりにした。

 

もっと早くに別れていれば良かったと思った。

 

キリコさん、新しい幸せが待っているよ〜

ガンバレ〜

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